姿勢とボディメイクを考える

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脳卒中片麻痺(CVA)の起立動作・立ち上がりのあるあるとリハビリについて

bodymakerptです

 

 

今回は、脳卒中片麻痺の方の起立・立ちあがり動作のあるあると有効なリハビリ・理学療法について紹介します!

ではどうぞ!

片麻痺と立ち上がり・起立動作

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 脳卒中片麻痺の方の立ち上がり方法は、特徴的なやり方をされている方が多いです。実はそんな日々の立ち上がり方が、立った姿勢や歩く姿勢に悪影響を与えているかもしれないというお話です。

 

脳卒中片麻痺の方の立ち上がり①非麻痺側に頼り過ぎ

 これは、最も多い立ち上がり方です。麻痺側の筋力が低い場合はそうせざるを得ない時もあります。ある程度非麻痺側に頼ることはバランスを取る意味で決して悪いことではありませんが、非麻痺側に頼り過ぎて立ち上がることはよくありません。麻痺側の筋力は落ちていきますし、脳がこの足には体重をかけなくてもいいんだと勘違いしてしまい、より力を発揮しにくくなります。

 

脳卒中片麻痺の方の立ち上がり②手すりを引っ張り過ぎ

 これもよくあります。手すりを引っ張ることで身体を上・前に引っ張り上げる方法です。手に力がある人はこういう方法を取りやすいです。立ち上がるだけの目的ならばそれでよい場合もありますが、その後の立位姿勢を保ったり、歩く事を考えると非常に効率の悪い方法と言えます。手で引っ張り上げることによって足は突っ張り棒のような筋肉の使い方をしてしまい、柔軟な筋肉の使い方を阻害してしまいます。

 

 脳卒中片麻痺の方の立ち上がり③麻痺側骨盤・肩甲帯が後方に残っている

 

 これも努力的に非麻痺側の足を努力的に使うことで、骨盤・体幹が回旋し、肩甲帯が後方に残ったまま立ち上がろうとする為、麻痺側の重心が前に移らず動作を阻害します。

 

 

 

立ちあがり動作の重要なポイント

 重心を前方に移しながら抗重力伸展活動を行う必要があり、体幹が前傾しないまま抗重力伸展活動(膝の伸展)を行うと、上半身は後方に反り返ってしまいます。膝の伸展を行い、体幹を上前に持ち上げるためには、離殿する前に体幹の前傾もしくは足の位置をお尻に近づけておく必要があります。

 

 また、重要な点として離殿の際に膝を伸ばして行きながら股関節の伸展筋が下腿に対して大腿骨を押し付けながら重心を持ち上げることによって膝が安定するという力のかけ方が重要です。脳卒中片麻痺の方(高齢者やOA患者でも)は、股関節屈曲と膝伸展の組み合わせに比べて、股関節を伸展させながら膝を伸展させることが苦手な印象です。

 

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リハビリ・理学療法のポイント

完全に個人的な目線ですが、

・下腿の前傾を誘導しましょう。

・体幹の回旋を止めましょう。

・可能な限り麻痺側に荷重をかけましょう。

・離殿までを何度か繰り返しましょう。

・お辞儀ではなく、体幹の前傾を促しましょう。

 

 おおまかなポイントとしては上の5つをよく見ています。起立動作を一度で完結させようとせず、足底までの重心移動と下腿の前傾までを反復し、その後離殿を促して大腿四頭筋の出力を徐々に上げていくことで、麻痺側・非麻痺側の床反力に対する筋出力のコントロールを行っています。

 

まとめ

 起立動作は、立位での左右の重心移動・骨盤の制御と同じような床反力がかかると入れています。左右の踏ん張る感覚をつかむことで、その後の立位バランス・歩行の立脚の支持性が向上することがよくみられます。私ももっと勉強しないといけませんね!

 

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最後に

今回は以上です。

 

 

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