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今回は、異常歩行シリーズの第四弾です。その名も墜落性跛行。割りかし街中でも見かける異常歩行の一つです!あなたも知らず知らずのうちに墜落性跛行になっているかも!
ではどうぞ!
墜落性跛行とは
墜落性跛行とは、主に脚長差を原因として、短い脚への立脚時に骨盤・体幹が沈下(墜落)するような歩き方のことを言います。またそれに追随して、体幹の側屈や膝の屈曲による代償が起こり、様々な関節への負担がかかります。
脚長差と墜落性跛行
一般的に脚長差が左右で3cm以内だと目立った跛行(異常歩行)にはならないと言われています。しかし実際の臨床場面では、1.5cm程度の脚長差であっても、骨盤の下制や体幹の左右への側屈も起こりやすい印象があります。場合によっては見逃されがちな脚長差ですが、機能や関節の予後を予測しながら治療の有無を判断する必要があります。
脚長差の原因
墜落性跛行と共に脚長差の原因が何かについても評価・仮説を立てていく必要があります。骨折後の変形治癒や退行性変化による変形性膝関節症などであれば、さらなるストレスの増強が考えられますし、今後痛みに繋がっていく可能性も考えられます。この墜落性跛行が変形の原因になっている場合もある為、評価➡治療➡再評価としっかりと確認していく必要があります。
墜落性跛行と補高(インソール)
墜落性跛行に対して、よく行われる治療としては左右の脚の長さを合わせる、インソールによる補高を行います。即時的に跛行が軽減・消失する場合もありますが、経過が長い人や体幹機能が低下している人は、墜落性跛行に伴う体幹の側屈が残存している人も少なくありません。
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リハビリと理学療法
上のインソールでも説明しましたが、インソールのみでは、改善しない部分もある為、理学療法も有効です。短い側の骨盤の下制と体幹の側屈に対しては、中殿筋の遠心性トレーニングやCKCでも骨盤コントロール練習、腹部の骨盤固定練習などが有効です。また場合によっては、長い側の脚の膝伸展位でのステッピングや立脚練習も必要になってきます。
単純に脚長差=インソールと考えるのではなく、なぜそれが起こっているのか、その問題点は改善可能かの仮説‐検証作業を実践する必要があります。実際に、ハムストリングスの短縮のみが原因で改善によってインソールがいらなくなった方も見たことがあります。
一方で、インソールの処方も有効ですが、家の中では、裸足で歩くことが多い為、裸足での生活や活動範囲、歩容についても評価しておく必要がありますね。
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最後に
今回は以上です。
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