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今回は、異常歩行シリーズの第八弾です。パーキンソン病に関連する異常歩行についていくつか紹介します。
ぜひご一読ください。
ではどうぞ!
パーキンソン病の歩行とは
パーキンソン病の代表的な歩行といえば、
①突進様歩行
②すり足歩行
③小刻み歩行
がよく言われているかと思います。
パーキンソン病は安静時振戦・動作緩慢・固縮・姿勢反射障害を主な特徴として出現します。パーキンソン病は中脳の黒質の変性で起こると言われています。それにより、神経伝達物質であるドパミンが減少し、脳内での運動調節が困難になってしまいます。運動の調節ができない事で、これらの異常歩行が出てきます。
突進様歩行
この異常歩行は、上半身が前につんのめったまま徐々に歩行速度が速くなってしまうもので、足が徐々に追いつかなくなってしまい、転倒につながります。
すくみ足
これも運動の調節がうまくいっていない最たる例ですが、運動の指令に対して抑制がかかってしまい、歩き始めの一歩目がなかなか出ず、転倒につながる場合があります。これらは視覚による代償が有効とされており、意識的に目印(床にテープ等)をまたぐような動作の形であれば、すくみ足が出現しないケースをよく見かけます。
小刻み歩行
固縮や動作の緩慢さによっておこると言われている小刻み歩行は、その名の通り歩幅が小さくなり、小股での歩行になってしまいます。これが突進様歩行やすくみ足にもつながり、転倒につながっているケースもあります。
リハビリ・理学療法
パーキンソン病の理学療法やリハビリによって多くの文献によって運動機能やADLの効果が実証されていますが、実際のプログラムとしては、
・脊柱の柔軟体操
・筋力増強運動
・バランストレーニング
・有酸素運動(エルゴメーター)
などが多いです。
上の異常歩行の中ですくみ足の一つの原因として、脊柱の屈曲により足圧中心が前方に移動してしまい、重心を後方に移すことが困難になった結果、一歩目がでないというケースがあります。理学療法の内容としては、脊柱の柔軟性の向上と脊柱の伸展位での筋トレ、バランストレーニング(後方への重心指導)などが有効で、比較的即時効果が出る場合が多いです。
一斉にこれらのトレーニング効果を得る方法としては、角度が付いた起立台の上に立位を保持し、万歳を行うなどで、後方への重心移動を支持基底面内留める練習になる+脊柱を伸展位で保持する練習にもなります。
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最後に
今回は以上です。
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