腰椎椎間板ヘルニアと腰痛は関係なし？手術と保存療法とリハビリについて

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　今回は、椎間板ヘルニアとリハビリについてザックリと書いていきたいと思います。よく、椎間板ヘルニアがあるから腰がいたいんだという人がいます。お医者さんも腰痛の原因を、ヘルニアですねと言われますが実はそうではないケースがいくつもあるのが事実です。

ではどうぞ！

腰椎椎間板ヘルニアとリハビリ
- 保存療法vs手術療法
腰椎椎間板ヘルニアと腰痛
- リハビリと理学療法
- 最後に

腰椎椎間板ヘルニアとリハビリ

　はじめに保存療法と手術療法について書いていきます。　

保存療法vs手術療法

　腰椎椎間板ヘルニアというとどんなイメージでしょうか？椎間板からぶりっと髄核が出てきて神経を圧迫する？一般的には腰椎椎間板ヘルニア＝腰痛・酷い腰痛が出るというイメージを持たれている人も多いのではないでしょうか。腰椎椎間板ヘルニアが原因で酷い腰痛が起こっているのであれば積極的に手術するべきだとは、思いますが実は腰椎椎間板ヘルニアは多くの場合、保存療法（手術しない）が取られます。

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　これの理由については簡単で、腰椎椎間板ヘルニアと腰痛との関連性が認められないケースが有る事と、保存療法によって軽快するケースが大多数であることです。特に発症早期で手術を勧められる事はすくないです。ただし、膀胱直腸障害（排尿や排便の障害）が出ているケースや保存療法をしても痺れや痛みが軽快しないケースなどでは手術を行うことがあります。

　膀胱直腸障害が出るケースは馬尾障害（症候群）と呼ばれ、緊急性の高い状態です。放置しておくと回復しなくなる為、即座に手術が選択されます。その他の症状としては、

　・強い腰部、下肢痛

　・筋力低下

　・感覚障害

　・尿が出ない　

などの症状とレントゲンやMRIなどの画像診断、筋力検査、感覚検査などで判断されます。

腰椎椎間板ヘルニアと腰痛

　腰椎椎間板ヘルニアと痛みの関係についてですが、実はヘルニアが起こったからといって必ずしも痛みが出るという事ではありません。神経の圧迫では、筋力低下と感覚障害が主に生じてきます。痛みが起こるパターンとしては、反復して神経（根）に圧迫刺激や伸長刺激等の機械的ストレスが生じた場合と神経根が炎症を起こしている場合に痛みが出現してきます。

　ちなみに僕も腰椎椎間板ヘルニアがあります。しかも一つだけではありません。しかし、これといった腰痛はありませんし、特に筋力低下や感覚障害もありません。つまりヘルニアがあっても

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リハビリと理学療法

　まずは腰椎の屈曲が増強しないような姿勢や動作の指導が必須です例えば、重い荷物を持たない、長時間、椅子に座って前かがみの姿勢を取らない等の指導は必須です。また、安楽な姿勢を探して共有する事もヘルニアのタイプや位置の評価にもつながります。

　また、保存療法の中で有名な体操としてマッケンジー体操があります。

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腰椎の前弯を作る事によって椎間板の負担をへらす事が可能です。痛みが悪化する場合や痺れなどが増悪する場合にはやめるようにしてください。症状が落ち着いてきたら胸椎の柔軟性や股関節の柔軟性、腰椎付近の安定性を高めていくようなアプローチを勧めます。不良姿勢によって、症状が増悪する場合は動作に合わせて姿勢指導・改善も行うようにしましょう。