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今回はいくつかの筋肉が協力して関節を動かし、安定させるという事について紹介します。肩を動かす際に有名なフォースカップルという機構があります。
ではどうぞ!
フォースカップル機構とは?
フォースカップルとは、直訳すると、
・フォース(force)=力
・カップル(couple) =一対の
一対の力となりますが、実は物理学の【偶力】とよばれる言葉に訳されます。
偶力とは、作用線が平行で力の大きさが等しく、方向が反対の力という意味です。わかりにくいので図を使って紹介します。
ひし形のものがあった時に左右から同じ人数・同じ力の人間が紐を引っ張るとその場でひし形は止まります。このような力関係の事をフォースカップルと言います。
では、作用線がずれていたらどうなるでしょうか。右にいる3人の紐引っ張る位置を少し上にずらすと、同じ人数で同じ力、反対方向の力で引っ張ったとしてもひし形は止まらずに回転してしまいます。つまり完全に拮抗する状態がフォースカップルということですね。
肩のフォースカップル
肩のフォースカップルはリハビリの業界では有名です。学校では、運動学として1年生に倣っている学校もあります。
肩のフォースカップルは2つの大きな筋肉によって構成されています。
・前鋸筋
・僧帽筋(上部・中部・下部)
の二つで構成されています。
このように僧帽筋と前鋸筋がバランスよく働くことで、肩甲骨の回転が効率よく行われます。肩甲骨の回転・動きが悪いと、腕が上がりにくくなってしまったり肩の痛みが出やすくなります。肩が痛いという人はこのフォースカップルが崩れている人が多いです。原因はその他にもたくさんありますが。
動き的には、
僧帽筋=内転・上方回旋
前鋸筋=外転・上方回旋
であり、内外転の動きが一定の力になる事で、肩甲骨の位置が固定されてその場で効率よく回旋する事が可能になる仕組みです。
骨盤のフォースカップル
骨盤にもフォースカップルがあるという事をご存じでしょうか?実は骨盤にも肩甲骨と同様に力を打ち消し合って運動している筋肉があります。少し平行線なのかは不明ですが、協調しながら骨盤を前傾させます。
それが骨盤の前傾運動における、
・多裂筋
・腸腰筋
の二つの筋肉です。
多裂筋と腸腰筋が協調して骨盤を前傾させます。それぞれが、腰椎に付着している為、前後から腰椎を引っ張る事で骨盤を効率的に前傾させます。このバランスが崩れている人は、腰痛が起こりやすいと言われています。このバランスを整えるエクササイズとしてドッグ・キャットがあります。
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— 将軍トレ@YouTuber (@bodymakerpt) 2019年7月7日
ぜひトレーニングを行う際は、このフォースカップルのバランスを意識してみましょう!
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最後に
今回は以上です。
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