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異常歩行①トレンデレンブルグ徴候を見逃すな!単純な中殿筋の筋力低下だけが原因ではない!?リハビリと理学療法

bodymakerptです

 

 

今回は、異常歩行で一番有名といえるトレンデレンブルグ徴候・トレンデレンブルグ歩行について解説していきたいと思います。よく目にする徴候なのに意外と徴候がなくなっている人は少ない印象なので少し考えをまとめましたのでぜひご覧ください!

ではどうぞ!

トレンデレンブルグ徴候・歩行とは

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 トレンデレンブルグ徴候・トレンデレンブルグ歩行とは、歩行の際に立脚側の骨盤が挙上、遊脚側の骨盤が下制する異常歩行の一つです。臨床では、よく見られる異常歩行で、股関節の外転筋(中殿筋)の筋力低下が原因として紹介されることが多い。

 

トレンデレンブルグ徴候の評価

 歩行時に立脚側の骨盤の挙上があるとトレンデレンブルグ徴候があると言われます。実は立位でも評価が可能です。

 やり方としては、

①立位で検査者が両側の腸骨稜を確認

②左右交互に片脚立位を取る

③片脚立位側の骨盤が挙上するとトレンデレンブルグ徴候陽性とする。 

 

トレンデレンブルグ徴候=中殿筋の筋力低下ではない!

 初めにトレンデレンブルグ徴候とはの部分で股関節外転筋の筋力低下によっておこると言いました!つまり、中殿筋のみの筋力低下ではなく、その他の大腿筋膜張筋や大殿筋の活動も必要という事です。

 

 

変形性股関節症と変形性膝関節症とトレンデレンブルグ徴候

 膝や股関節の変形(OA)を持っている人は、トレンデレンブルグ徴候が陽性になっている方が多いです。これは、大腿骨の位置が関係していると推測できます。

変形性股関節症では、進行とともに骨頭が扁平化します。そうすると骨盤から大腿骨に付く筋肉(特に中殿筋)の起始停止が近づいてしまい、で筋肉の発揮できる力が下がってしまいます。

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変形性膝関節症(内反・O脚)では、大腿骨の外転が伴う事が多くこれも同様に股関節外転筋の起始停止を近づいて筋力が低下してしまいます。 

 

重要なのは等尺性収縮!

 よく、トレンデレンブルグ徴候の改善方法として、中殿筋をトレーニングするために

 

こんなトレーニングや

 こんなトレーニングをよく見かけますが、トレンデレンブルグ徴候の特徴としては、CKC・荷重の影響を受けながら骨盤を水平に保つ力の不足によって起こっている。つまりCKCでの股関節外転筋の等尺性トレーニング~若干の遠心性トレーニングが重要とわかります。 

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つまりこんなトレーニングが有効です↓↓

 できるだけ骨盤を動かさずに体重をかけていくような練習が重要です。

 

 また、歩行時のトレンデレンブルグ徴候の改善には、よりタイミングよく股関節の外転筋が働く必要があります。また、前方への重心をテンポよく移す事が出来ない人は、側方への重心移動が大きくなり、努力的な股関節の外転筋の筋発揮が必要になる為、実は股関節伸展筋や下腿三頭筋の筋力低下によっても、トレンデレンブルグ徴候の増悪が起こっている事も容易に想像ができます。

 

前回記事↓↓

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最後に

今回は以上です。

 

 

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