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今回は、膝の痛みについて書いていきます。
レッツ…..にーーー!!」
変形性膝関節症(膝OA)とは
単純X線画像上の重症度
=痛みの重症度ではない
膝の変形・病変部位と疼痛部位には解離がある
膝OAの主たる症状は、軟骨の代謝異常
軟骨に起こる現象
・細線維化
・亀裂
・びらん
・固くなる
・滑膜が増殖する
原因としては
・メカニカルストレスによる一時的な関節軟骨 の変性
・メカニカルストレスに対する軟骨、骨の反応
・軟骨骨片の貪食による2次的滑膜炎
上記の結果として起こると言われている。
メカニカルストレスとは
力学的なストレスを意味する。
・膝関節の機能において内外反・回旋の制御が重要である
・上記を制御する明確な筋はない
・膝関節中心は身体重心位置から比較的離れてしまう為、力学的なストレスがかかりやすくなる。
・つまり多関節の影響を十分に受ける為、考慮が必要。
※近々、床反力や関節モーメントについてもまとめます。
歩行
・変形の病態進行について外部膝関節内転モーメント(KAM)が注目されている。
※KAM
歩行の立脚時、床反力の大きさと膝関節中心~床反力ベクトルまでの垂線であるレバーアームの積
・膝OA患者の歩行の特徴として、KAMを減少させる為の戦略としてtoe-outや立脚側への体幹側屈を起こしている可能性も否定できない。
・膝関節疾患における理学療法においては過大に生じる関節モーメントを減弱させる事が重要と考えられている。
・踵接地時の膝関節屈曲角度が増大(膝関節伸展制限)する事でOAの進行が急激となる可能性がある。
・膝OA患者は荷重応答期(LR)における膝関節屈曲運動の減少が生じる。
KAMの減少についてはやはり、外側ウェッジや骨盤・股関節のコントロールが重要に感じます。
中間関節である膝に対してのみでなく股関節・足関節どちらからの影響が大きいのかを評価することが重要ですね!
加齢の影響
・軟骨の変性
・軟部組織の粘弾性の低下
・骨棘の出現
・膝の柔軟性の低下
・固有感覚、バランス機能の低下
膝にとっては良くないことばかりですね。
柔軟性の低下や軟骨の変性➡固有感覚・バランス機能の低下➡柔軟性の低下や軟骨の変性というように負のスパイラルに陥っていくのを阻止しないといけませんね。
進行因子
・軟骨変性
・負荷となるような荷重
・軟骨の外傷
・半月板損傷
・O脚
・肥満
・膝の変形
・筋力、筋発揮低下
・KAMの増大
最後に
今回は以上です。
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