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今回は、異常歩行シリーズの第七弾です。その名もぶん回し歩行。脳卒中の歩行で非常に多く、学生や一年目の時のイメージではぶん回し歩行=脳卒中くらいに安易な考えでした。今回は、ぶん回し歩行とその原因について簡単に紹介します。
ぜひご一読ください。
ではどうぞ!
ぶん回し歩行とは
ぶん回し歩行とは、歩いている時に前に振り出す側の脚が外にぐるりとぶん回しながら出てくる歩行の状態をいいます。体幹やぶん回す側の脚、支える側の脚にも原因がある為、一部だけではなく、全体を見ていく必要があります。
ぶん回し歩行の原因
大まかな原因というと、膝が曲がらないor足首が持ち上がらない為に、外側に振り出しつま先が床に引っかかって躓かないようにしているパターン。足をまっすぐに出す事力がない(推進力のなさ)のを代償しているパターンがあります。
それでは、少し細かく原因を見ていきましょう。
①麻痺側による推進力の低下
歩行を行う上で重心を前方に移動させていく必要がありますが、足を前に出すという動作に置いて重要なポイントは、股関節の屈曲と足関節の底屈です。特に足関節の底屈は膝を曲げる上で非常に重要です。そして、それを行う上で重要なのが股関節伸展角度です。歩行時に股関節の伸展が出ていないと、股関節の屈曲も足関節の底屈の力も前方への推進力に寄与できなくなってしまいます。
②脚長差
実は、脳卒中の片麻痺だけでなく脚長差がある方でもぶん回し歩行が起こる可能性があります。長い方の脚が床に引っかかるのを防ぐ為に体幹の側屈や短い側の脚の伸び上りと共に長い側の脚のぶん回し歩行が起こる場合があります。
③麻痺側による非脱力
片麻痺の一つの特徴として、痙性と呼ばれる無意識に足に力が入って力が抜けなくなってしまう神経の反射が出てしまう場合があります。この反射が歩行時に出てしまうと、膝が曲がりにくくなってしまい、ぶん回し歩行が起こってしまいます。
④炎症
膝に炎症が起こり、膝に痛みが出ると無意識に力が入ってしまい 力が抜けなくなり、膝が曲がらなくなることがあります。膝の手術後に起こる場合が多く、脱力が出来なくなっている膝はStiff-knee(スティフニー)とも呼ばれています。
ぶん回し歩行とリハビリ・理学療法
上の4つの原因を取り除くのが重要です。つまり、
・脚長差とそれに伴う筋にアンバランスの改善
・炎症の鎮静化と筋肉の過剰な収縮の抑制
・反射をできるだけ抑制するように努力性の動作の抑制
・立脚後期の股関節伸展と蹴りだし(下腿三頭筋)の促通
また、ぶん回し歩行が起こっている側と反対側の脚のバランス制御も非常に重要です。立脚初期から立脚中期にかけて膝が屈曲しっぱなしで立脚後期に過剰に膝を伸ばして伸びがるような動作を行っている場合は、そちら側にも介入が必要ですし、ぶん回し歩行に伴う側屈による腹筋群や多裂筋、腰方形筋の左右アンバランスによっても動作の改善を阻害している事もあります。問題となる側は一側だけとは限らない為、左右・上半身と下半身、骨盤の前後傾など様々な視点で見ていけるようになると動作が改善しやすくなってくると思います。
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最後に
今回は以上です。
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